【薬剤師直伝！】アスリートのセルフメンテナンスに効く東洋医学講座その３

〜「気」とは〜

今回も前回に引き続きセルフメンテナンス東洋医学講座の続きとなります。
前回で自分がどんなタイプなのかを把握していただいたと思いますが、
今回からはタイプ別の解説になります。まずは「気」についてです。

「気（き）」とは、生命エネルギーのことです。つまりあなたのパワー！です。
目に見えないのでわかりにくいものですね。
気には、大きく分けて以下の種類があります。

１、真気：元気の力

２、宗気：声のハリ

３、営気：栄養

４、衛気：邪気から体を守る

「気」のはたらきとは

１、推動作用：血を巡らせ新陳代謝を良くする働き

２、温煦作用：カラダを温める働き

３、防御作用：外部から邪気の流入を防ぐ働き

４、気化作用：汗や尿など変化させる働き

５、固摂作用：過剰な出血や排泄を抑え内臓の位置を保つ働き

「気」が不足する＝気虚（ききょ）の状態

・元気がない

・声が小さい

・冷えやすい

・新陳代謝が悪い

・寒がり

・すぐ風邪を引く

・汗や尿が出にくい

・胃下垂や脱肛、子宮下垂になる

「気」のめぐりが悪い＝気滞（きたい）の状態

・おなかがはってガスがたまる

・イライラする

・のどがつかえる感じがする

・ため息をよくつく

・あちこちがかゆい

いかがでしたか？思い当たる症状はありましたでしょうか。

その不調の原因は「気不足」かもしれません。

次回は「血」タイプの解説となります。ご期待ください。

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小嶋夕希子

薬剤師 ： アリス薬局大塚店

薬剤師 小嶋夕希子（こじゆき、こゆき） 都内で薬局薬剤師として勤務。 身体的な【健康】だけではなく健やかで幸せな【健幸】創りを目指し 医薬関係をはじめスポーツや食など幅広い場で情報発信を目指している。

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