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冬場の乾燥対策

1.302023

【冷え対策】 冷え対策どうしていますか?

冷え対策していますか1

 

 

【冷え対策】冷え対策どうしていますか?

毎日、寒い日が続いています。朝、布団から出るのもためらわれる季節ですね。
外が寒くても、人間の体温が大きく下がることはありません。考えると不思議なことですよね。そこで、人間の身体の体温調節について、考えてみたいと思います。

冷え対策していますか3

体温とは?

体温とは字の通り、体の温度のことです。体温は身体の深部の温度を指します。脳や内臓、血液の温度です。これらの温度に一番近い値が直腸温と言われています。日常では深部の温度は簡単に測定できませんので、測定がしやすい腋窩(えきか:わきの下のこと)や耳、口で検温をします。

 

寒いときの体温の調節はどのように行われているのか?

寒いとき、人間の身体はどんな反応をしているでしょうか。少し、考えてみましょう。身体が震える、また、手足の先が冷たくなる、顔色が悪くなるなど。これは人間の身体が、熱を作り出し、また熱を逃がさないようにしている反応なのです。

 

熱を作り出す

寒いとき、人間の身体は無意識に体温を上げようとします。まず、褐色脂肪細胞で熱を作り、体温を上げます。また、体温調節中枢からの指令を受けて、骨格筋を収縮させる(ふるわせる)ことによって体温を上げています。
このほかにも、代謝(食べ物を摂取したことによって得られたエネルギー)やホルモンも体温を上げる役割があります。

 

熱を逃がさない!

脳や心臓など内部の温度は大切な臓器を守る事を目的とする為、高い温度で常に安定しています。これは、心臓から遠いところの血管を収縮させ、遠いところの血流を減らすことで、大切な臓器に血液を集め、身体の外に熱を逃がさないようにしているからです。身体の大切な臓器を守るために、手足の先が冷たくなっているのですね。

 

【豆知識】進化の名残「鳥肌」
冷え対策していますか4

体毛の多い動物は、毛を逆立てることでコートを着るのと同じのように断熱の効果を高め、体温を逃がさないようにしています。人間にも、進化の名残で同じように体毛が立つ反応が残っています。これが鳥肌です。しかし、残念ながら人間の体毛は薄いため、毛を逆立てても動物と同じようには断熱効果はないのだそうです。

 

冷えを予防するために

体温調節は身体が無意識にしていますが、それでも寒いとき、どのように対処しますか?冷えは、特に女性にとっては大きな悩みだったりしますよね。ここで、ご自分でできる冷えの対策について考えてみましょう。

1お腹を温める

おへその少し下に「丹田」という場所があります。ここを温めると腹部の大きな血管が温められ、その血液が全身に回るため、身体を温めると言われていますが。また、代謝と内臓の働きもよくすると言われています。むくみ、生理痛、便秘などにも効果ありです。使い捨てカイロを貼るもよし、腹巻を活用するもよし、毛糸のパンツを履くもよしです。

 2お尻を温める

お尻の冷えは、腰痛や下半身の血行不良の原因になると言われています。暖める場所は仙骨。尾骨(尾てい骨)の上側にある三角の形の大きな骨です。使い捨てカイロを貼るなどするとよいですね

 3「首」と名のつく場所を温める

首、手首、足首は皮膚も薄く、太い動脈が皮膚に近いところにあるため、外気の影響を受けやすい場所、冷えを感じやすい場所です。冷たい血液が体内をめぐれば身体全体を冷やすことになります。この3つの首を温めることで、効率よく全身に温かい血液をめぐらせることができるので、身体もあたたまります。

首の冷えは、寒さを感じるだけでなく、肩こりの原因にも。首の血管は太いので、冷えに直結。マフラーやネックウォーマーを利用しましょう。手足の先が冷たくなってしまったら、ハンドクリームを塗りながら手の指や甲をマッサージしたり、手の指を開いたり閉じたりして、血行を良くしましょう。また、ハンドウォーマーやレッグウォーマーの利用もよいですね。
温活グッズもいろいろあります。女性には、ショーツに直接貼る「よもぎ蒸しパッド」などもおすすめ。これは骨盤をあたためることで、身体全体が温かくなります。温活グッズ、自分にあったものを探してみるといいですね。

 

体温を正しく測りましょう。

体温計の取扱説明書をお読みになったことはありますか?殆どの方は、取扱説明書を読まれたことはないかもしれません。脇の下で測るものを使われている方が多いでしょうか。市販されているもので、数十秒から数分で測れるものは、予測値を測定しています。予測値をお知らせする電子音が鳴った後、10分以上挟んだ状態で表示された値が実測値です。
正しい検温の仕方をご存じですか?検温の時、洋服の首回りから体温計を挟もうとしていませんか?それだと、体温が低く出てしまうことがあります。体温計を入れるとき、洋服の裾側から入れるようにしましょう。脇のくぼみの深いところにあたるように当ててください。この機会に、正しい検温の方法を知っておきましょう。

 

<測定方法>

1ワキのくぼみの中央に体温計の先端をあてます。(体温計の先を下から上にむけて、押し上げるようにはさみます。)

2体温計が上半身に対し30度くらいになるようにしてワキをしっかり閉じます。ワキが密閉されるようにしっかり閉じ、ヒジをわき腹に密着させます。手のひらを上向きにすると、ワキがしまります。さらに体温計をはさんだ方のヒジをもう一方の手で軽く押さえます。

3平衡温になるまで、水銀体温計や実測式の体温計は10 分以上、予測式なら電子音がなるまでじっとしていましょう。

画像1

(テルモホームページより引用)
https://www.terumo-taion.jp/basics/method/article02.html

 

余談ですが、うちの末娘、2月中旬から久しぶりの遠征です。
去年のこの時期はスペインでしたから、腹巻き持参でした。今年はマレーシアからスタートなので、腹巻きはお留守番予定です。
腹巻きはダサいものではなく、今時の若者も使う素敵なアイテムですね。

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【記事】:こしいしあやこ
保健師として、現在は育児相談と企業の産業保健に関わる。
保健指導に厚みを持たせるため、自分が適正体重、健康な身体を目指し努力中。
2人娘のお母さん。1人は現役のプロテニスプレーヤーとして活躍中。

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【文責】
合同会社SUN・PLUS
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